2007年4月22日日曜日

高血圧と「かくれ脳梗塞」

 高血圧の薬を10年以上飲んでいる方は脳のMRI検査を行いましょう。症状のでない脳梗塞(かくれ脳梗塞)を起こしている可能性があります。その場合は早めの治療が必要です。血圧を下げることで脳卒中を起こすリスクは42%減と報告されています。

高血圧と脳梗塞の深い関係
多くの日本人は高血圧があり、薬で血圧をコントロールしています。血圧が高いこと自体にあまり症状がないため、気にせず生活をされているかたもおられますが、きちんと薬を飲むことをお勧めします。というのは、高血圧は脳梗塞を起こす最大の因子だからです。
慢性の高血圧があると、血管の壁に24時間持続的に負荷がかかり動脈硬化を進展させていきます。問題なのは、血圧が高くても症状にあまりでないため、知らず知らずの内に動脈硬化が進んでくることです。いったん動脈硬化がすすんでしまうと、これを元に戻すことはできないので、早い内から血圧を下げて動脈硬化を予防することが大事です。ある統計では、血圧が140を超えてくると脳梗塞を起こす率が急に上がってくると報告されています。

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